こんにちは、きなこです。
先日の通勤電車でのこと。
その日は割と電車が空いていて、ドアの角のところにぼんやり立っていました。
もう少しで降りる駅に着くころ視界の端で茶色い何かが動きました。
「ん?」とそちらをしっかりみてみるとそこには虫が!
大きさ、色などから一瞬でアシナガバチと判断しました。
息が止まりそうになりながらささーっとできるだけ遠くに離れ、じっと蜂を監視。
ドアのそばにいたおじさんたちもそちらをみています。(私が急に逃げて挙動不審だったから「何?」と思ったのでしょうが…)
蜂は同じところをしばらく飛んでドアに止まりました。
で。
止まった姿は蜂とは全然違う風貌。
蜂というよりアメンボかなんかみたいな。
でも羽が不吉に茶色と黒のシマシマ。怖い。絶対毒ある!
いつ飛んでも逃げられるように虫から目をそらさず、ちょっと動くだけで泣きが入りそうになり。
永遠とも思える1~2分が過ぎ、無事降りる駅に到着した時にはフルマラソンを完走したくらいヘトヘト。まあフルマラソンどころかハーフマラソンもしたことないですが。もちろん今後もしませんが。
会社に着いてから調べてみたら、どうやら敵は
ベッコウガガンボ
目の前で見ている時は大きくて怖い虫でしたが、写真で見るとそこら辺にいそうなただの虫です。
しかも私の心臓を止めそうになったガガンボとやら、刺したり噛んだりすることも触るとかぶれたりすることもない、つまり人間にとって何の害もない虫だそうな。
そんな虫相手に朝から疲れ果てるとは、くぅっ!
コロナ禍以降換気のためにちょっとだけ開いている電車の窓から入ってきたに違いない。
ああもう、コロナめ!
ああもう、いまいましい!
そして同じ日の夕方、コロナの弊害によってまたもや地獄行きになることをこの時の私はまだ知らない。いや、正確にはまだ気づいていないのでした。